才本設計アトリエのブログ記事
2015 06/15 19:59
長谷寺は奈良時代の草創になる古刹であるが、創立後しばしば火災にあい、現在の本堂は1650年の再建で鐘楼、登廊、仁王門も同時に建立されている。このうち仁王門と下と中の登廊は1882年に焼失し1885年から1889年にかけて再建されたものである。これらの建築物は新旧すべて国...
2015 06/09 15:11
杜若(かきつばた)といえば、尾形光琳が描いた国宝「杜若図」で有名な花ですが、本年は尾形光琳の三百年忌ということで、「紅白梅図」とともにMOA美術館、根津美術館で続けて公開されました。 昔々の平安時代にかかれた伊勢物語の『東下り(三河国編)』には、主人公...
2015 06/09 15:11
杜若(かきつばた)といえば、尾形光琳が描いた国宝「杜若図」で有名な花ですが、本年は尾形光琳の三百年忌ということで、「紅白梅図」とともにMOA美術館、根津美術館で続けて公開されました。 昔々の平安時代にかかれた伊勢物語の『東下り(三河国編)』には、主人公...
2015 06/01 15:19
室生寺の五重塔の奥にはさらに奥の院があります。奥の院の空間構成や建築に期待を抱きつつ、今回初めて上りました。階段状の山道をさらに奥に2~30分ほど歩くと奥の院に到達します。「マムシに注意」という立て看板もありましたが、実際に途中で蛇(マムシではないと思います...
2015 05/25 18:25
金堂と弥勒堂が並んで建つ敷地レベルをさらに奥へと石段を上がり、また左へ折れ曲がり上がって行くと今度は本堂《国宝、鎌倉時代後期》があり、その横を見上げると石段の上にはかわいいスケールの美しい五重塔《国宝、奈良時代末から平安時代初》が現れ、緊張感あふれる時間...
2015 05/12 17:44
室生寺は奈良時代末期に創建された密教寺院である。 深い山中の境内の、最初にある仁王門を通り抜け、少し進んで左を見ると鎧坂と形容される美しい石階段があり、その上に檜皮葺建築の屋根が見られます。それを登っていくと正面の建築の屋根がだんだん大きくなり、上がりき...
2015 05/12 17:44
室生寺は奈良時代末期に創建された密教寺院である。 深い山中の境内の、最初にある仁王門を通り抜け、少し進んで左を見ると鎧坂と形容される美しい石階段があり、その上に檜皮葺建築の屋根が見られます。それを登っていくと正面の建築の屋根がだんだん大きくなり、上がりき...
2015 04/30 19:51
吉良町(愛知県西尾市)にある金蓮寺弥陀堂は愛知県下で最も古い建築で国宝にしてされている。鎌倉初期の建築といわれている。 屋根は檜皮で葺かれ、正面の付け庇と東に付属した下野部分の屋根が縋(すがる)破風で処理され、平安朝建築の趣をもっている。京都の国宝、宇治...
2015 04/14 19:59
桜の季節もぐずついた天候のため、はらはらと散る姿に胸をときめかすこともなく終わってしまった。その次にはこぶし、モクレン、ハナミズキと進み、その後また雨がちな天候が続いて、落ち着いて、街を彩る花を見ながら歩くことができない今日この頃です。しかしこの雨のおか...
2015 03/13 18:20
祇園の白川周辺の桜の景色は京都の中でも、最も京都らしい風情をもっていると思います。辰己大明神を中心とした白川南通や新橋通周辺は、桜の美しさと白川の軽やかな流れ、そしてさらに茶屋街の建築群とそこで憩う人々、街路で花見を楽しむ人、等々が総和され渾然一体となっ...