才本設計アトリエのブログ記事
2016 04/09 17:50
この住まいは本居宣長(1730~1801年)が12歳から72歳で亡くなるまで過ごした家であります。1691年に新築され、彼が53歳(1783年)の時2階を増築し自分の勉強部屋としたということです。 部屋構成は大変シンプルしかも合理的であります。 道路側半分が公的空間で、医師とし...
2016 02/08 16:49
ヴォ—リズは1905年に来日し、滋賀県立商業学校に英語教師に赴任した、25歳の時である。しかし伝道活動をしたことが反発を招き、1907年には解雇されている。この「迫害」にも耐えて近江を離れず、基督教青年運動を展開していった。その間、1906年に着工した近江八幡YMCA...
2016 01/16 10:40
八幡の町家は居室部と座敷部からなり通り(前面道路)に面して居室部を置き、この奥に通りから奥まって座敷部が接続する構成になっているそうだ。その座敷の前庭には「見越しの松」が植えられ、通りからは塀の上に松が見られ、町並みを一層引き立てるとのことであります。 ...
2016 01/04 19:41
伝統的建造物群保存地区に指定されている八幡地区は大きい範囲を占め、伝統的建築物が185件、工作物が93件、環境物件が85件にのぼる。 先日、街歩きをする機会がありその町並みの美しさに感心し、その美しさが他の多くの町並みとは異なると感じました。町家群の町並みとして...
2015 12/19 15:02
先日12月12日に晩秋の色づいた多治見永保寺を参観した。 この写真は山の上の座禅石から見た景色、少々遠目ですが見事に紅葉した山並みと境内が眺めることができます。次の写真は近景にその座禅石を取り込んで撮影してみましたが、まさに座禅石と呼ばれる通り、山から突き出...
2015 11/20 11:49
最近ある京都本を読んでいると、「ただ舞台だけを見ているのでは、京都の本来の姿をうかがい知ることはできない、裏道を辿ればこその情趣。」といって泰産寺(たいざんじ)から見る清水寺の光景について書いています。 清水寺の境内には、めぐってこそ楽しい景観が周到に用...
2015 11/07 15:56
京都産寧坂にある「清水産寧坂 青龍苑」は、かっての老舗料亭「京都阪口」の当主が2000年に、一部建物をリユースし一部を再開発して生まれた商業施設であります。門に向って左側はリユースした部分で、蕎麦の有喜屋、お香の松栄堂、和雑貨のくろちく、あぶら取り紙のよーじ...
2015 08/22 16:52
いつも、お土産屋に気を取られ何気なく通ってしまう京都八坂の塔と清水寺周辺の坂道、二年坂と産寧坂よく見て歩くと景観的にも建築的にもよくでき、重要伝統的建造物保存地区であります。 南北に走る幹線道路の東大路通から八坂の塔を目指して東へ上がったその先が産寧坂...
2015 07/17 18:08
法然院は銀閣寺から哲学の道を数分南に下ったところにあり、東山のふもとにひっそりとたたずみ静かな景観を保っています。京都の名所と呼ばれるところのようなにぎわいや喧噪がなくし、訪問者も少なく、ひと時の安逸の時間が得られる場所であります。 緑に囲まれたアプロー...
2015 06/27 20:10
この写真は本堂(中央やや左の大きなお堂)を遠方から見た風景ですが、その右に小さいが屋根が見えるのが鐘楼です。上登廊はこの鐘楼に向かって進み、その手前で終わっています。登り廊を上がっていくときにはその存在に気が付きませんが、鐘楼の楼閣の下も登り廊の役割をし、...