ビジネススキルを磨くたっせい塾のブログ記事
2016 01/17 17:09
人はどうして自分の力の足りないのを苦慮する必要があろうか。できないのは力が足りないのではなくて、やろうと努力しないだけのことだ(孟子)。 ◇読んで思ったこと：やろうと決めて努力することは、だれの助けも借りず、自分一人でできることである。 ◇引用元：金谷治「孟子」岩波文庫
2016 01/15 03:50
学ぶことをやめたなら、思い煩うこともなくなる(老子)。 ◇読んで思ったこと：老子はいつも「何もしなくてよい」という話をするので、たまに読むと気が楽になる。 何もしなかったら何も起きないので、きっとラクに違いない。平凡な日常を過ごして、それはそれで幸せだと思う。一方で、何かに挑戦すると、それはそれで喜びが待っている。困難に直面し、緊張感...
2016 01/14 15:24
他人が一の力でできるとしたら、自分はそれに百倍の力を注ぎ、他人が十の力でできるとしたら、自分は千の力を出す(中庸)。 ◇読んで思ったこと：自分が人より優れていると思った時点で努力が鈍る。 ◇引用元：金谷治「大学・中庸」岩波文庫
2016 01/13 12:08
自分の内面を充実させようとする者は世間に知られないような振る舞いをするが、世俗の功績を上げようとする者はできるだけ輝き出ようと心をつかう（荘子） ◇読んで思ったこと：内面の充実に喜びを得ると、世間や他人の評価に振り回されなくなる。 ◇引用元：金谷治「荘子」岩波文庫
2016 01/12 11:24
口や腹ばかりを熱心に養う者は、結局つまらぬ人間となり、精神を熱心に養う者は、偉大な人物となる。 ◇読んで思ったこと：物欲は満たしても満たしても不足を感じ、いつまでたっても満たされないものである。それでも満たし続けた先に何があるのかと考えてみると、物欲の人生に魅力を感じなくなる。これに対して、心の修養もまた、満たしても満たしても不足を感...
2016 01/11 07:16
人の心は抑えつければ沈み、おだてれば高ぶって、高ぶったり沈んだりしながらやつれ衰えていくものだ。善くしようなどと考えて縛り付けてはならない(荘子)。 ◇読んで思ったこと：人は自分の考え通りには動かない。しかし自分は自分の考え通りに動くので、まずは自分を善くしようと努力したほうがよい。 ◇引用元：金谷治「荘子」岩波文庫
2016 01/09 09:20
内面の徳が優れていると、外の形などは忘れられるものである。ところが世間の人々はその忘れてもよい外形のことを忘れないで忘れてはならない内面の徳のことを忘れている。これを真の忘れというのだ(荘子)。 ◇読んで思ったこと：本当の喜びは自分の中にある。 ◇引用元：金谷治「荘子」岩波文庫
2016 01/08 06:21
見識の狭い一芸だけの人に道のことを話しても通じないのは、その人が自分の受けた教育に拘束されているからだ（荘子）。 ◇読んで思ったこと：思い込みの強い人には何を言っても聞かれない。それを見て我が身を反省すればよい。思い込みにとらわれると、大事なことを取り逃がして後悔することになる。思い込みにとらわれない工夫は、自分に対して「本当にそうか...
2016 01/07 04:38
学友同士で議論する場合、その中に内容が浅薄であったり粗末だったりしても、軽蔑する気持ちを持ってはならない（伝習録）。 ◇読んで思ったこと：心の中で他人を論評したり他人を見下したりしていると、その分だけ自分を反省する時間を失って、成長機会を失する。成長機会を失い続ければ、日々努力する人に追い越される。 ◇引用元：新釈古典漢文大系「伝習録...
2016 01/06 04:12
後悔することも病害を去る良薬には違いないが、何よりも大切なのはそれによって悪い点を改めることである（伝習録）。 ◇読んで思ったこと：失敗したら自分に原因を求めて、次にどうするかを決める。それ以上考えない。どこまでも掘り下げて考えていると、時間ばかり失うことになる。 ◇引用元：新釈古典漢文大系「伝習録」明治書院
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