ビジネススキルを磨くたっせい塾のブログ記事
2017 06/11 12:14
いかに半端な働きしかしない者でも、その用い方によって重宝になる場合もある。その者の役に立つところを召使い、役に立たないところを使わず、それぞれ何かの用に立てるのをよい大将と申すのである。この者は一向に役に立たない馬鹿者と見限ってしまうのは、大将たるものの心としていかにも浅く狭い心である。人々をそれぞれ役に立てるのも、大将の心の中にあるこ...
2017 05/27 23:08
先に戦場にいて敵の来るのを待つ軍隊は楽であるが、後から戦場について先頭にはせつける軍隊は骨がおれる(孫子)。 ◇読んで思ったこと:ビジネスの勝ち負けは、ポジショニングの時点ですでに決まっている。 ◇引用元:金谷治訳注「孫子」講談社学術文庫
2017 05/27 23:06
才智抜群の人にも不得意なことが必ずあるものである。それを見分けて、不得意のことには使わないのがよい(中江藤樹)。 ◇読んで思ったこと:本人の得意なことを仕事にあてることができれば、才能が伸び仕事の成果も上がる。ミスやトラブルが続くときは、本人の不得意なことを仕事に充てているのではないかと考え、よく観察してみる。 ◇引用元:日本の名著「...
2017 05/23 23:27
人それぞれの長所を用いるべし。己の能力により、専断を事とする君主は必ず失敗する(管子)。 ◇読んで思ったこと:自分一人の能力だけでは大きな事業をやり遂げることはできない。しかしはじめから他人頼みでは、だれも協力してくれず、いくら望んでも事は成就しない。何が何でもやり遂げるという決意と、自分が最後の砦であるという覚悟が必要だ。そうした決...
2017 05/21 20:38
文句を言う人もあれば、反対に動く人もある。困難が次々と生じ、それに的確に対処しなければならない。それが苦労だと思うような人は、指導者にはなれない(松下幸之助) ◇読んで思ったこと:自分なりの問題解決のための「型」を持つと、対処が楽しくなってくる。 ◇引用元:松下幸之助「指導者の条件」PHP研究所
2017 05/05 16:53
うまくいっていないことについては手を打たなければならない。だから悪い情報を求め、みながそれを出しやすいような雰囲気をつくらなければならない(松下幸之助) ◇読んで思ったこと:悪い情報ほど不確定や予測でもよいから早めに情報が自分のところに来るようにしておきたい。最悪の状態になってからの事後報告では打つ手が極めて限られる。 ◇引用元:松下...
2017 05/02 20:50
他人を非難することは難しいことではなく誰でもするが、自分が他人の非難を受けてそれに素直に従うことは難しい(書経)。 ◇読んで思ったこと:広く批判を容れ、慎重に進む。独りよがりの猛進は危険だ。 ◇引用元:古典文学大系「書経・易経」平凡社
2017 04/17 23:28
人に学問の方法を教えるときは、相手によって方法を変えるべきである。ある一つの偏したものに固執してはならない(伝習録) ◇読んで思ったこと:人に仕事を教えるときは、相手によって教え方を変える。その人ごとに理解の仕方やペースが異なる点をよく観察しなくてはならない。教える側の都合で自分の知識を披露しても、相手には伝わらない。 ◇引用元:新釈...
2017 04/13 22:39
物を役立てるには適所があり、才能を働かせるにも用い所がある。臣下をそれぞれのその適応した所においたなら、君主はことさらなことをしないでおれる。すべてそれぞれの能力を活用していけば、君主は細かい仕事をしないでおれる。 ◇読んで思ったこと:個々の能力をよく観察し、能力を仕事に充てるようにする。 ◇引用元:金谷治訳注「韓非子」岩波文庫
2017 04/12 20:29
自分から自分をあきらめるような人間とは一緒に仕事はできない(孟子) ◇読んで思ったこと:自分で自分の限界を決めると、それ以上伸びない。しかしとにかく行動を起こしてみると、何とかなる。それはできるための方法を考えるようになるからだ。 ◇引用元:小林勝人訳注「孟子」岩波文庫